平和への願いを込め

 平和への願いを込め、キャンペーンで全国を周っていますが、(広島は)他の場所とは全く違うなと感じます。もう一度、戦争のことを考えなければならないと改めて感じました。初めて来ましたが、以前から来てみたかった場所でした。街並みが本当にきれいで、緑も豊かなので驚きました。

 広島の方々は戦争への想いが強いと思うので、この映画は意義深い作品だと思うので、是非ご覧いただきたいと思います。夕方には、TOHOシネマズ緑井にて第二次世界大戦という太平洋戦争を伝えるキャンペーンの講義と試写会が行われました。劇場には400人以上のお客様が集まりました。

 講義は広島市立大学広島平和研究所副所長の水本和実教授により広島にて太平洋戦争を知る。サイパン〜広島をつなぐものと題し行われました。太平洋戦争がなぜ始まったのかを当時の世界情勢を踏まえつつご説明され、映画に出てくるサイパン島での攻防がいかに太平洋戦争で重要な局面だったのか。

 また映画でB29爆撃機が出てくるのですが、あの爆撃機が日本に向けて飛び立っていき多くの都市を空襲していたんだと知ることで、映画の内容がよりリアルに感じられました。また最後に国を守ることの意味、それは領土だけでなく、そこに住む国民と社会、文化、伝統、民主主義、豊かな環境を守ること。また民族、国籍、国境を越えた命の大切さを訴えられ、観客の皆様から大きな拍手が起こりました。

 またスペシャルゲストとして、ヒロシマの語り部、原廣司さんです。原さんは広島のご出身で、原爆投下直後の広島へ入られ入市被爆されました。ご自分のご覧になった広島の凄惨な惨状を後世に伝えるため、元安川の水を使って原爆ドームなどの絵を描かれており、現在までに2800枚以上の絵を描いてこられました。

 現在は広島を語る会の語り部としても活動を続けられていらっしゃいます。その原さんがご自身で描かれた絵を背景に原爆投下直後に実際に見聞きされた様子をお話しいただき、場内のお客さまも真剣に耳を傾けていらっしゃいました。

この記事は映画「太平洋の奇跡」http://www.taiheiyo-no-kiseki.jp/から一部を引用しております。

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